Hello Vitalik
Ethers.js 概要
Eterhs.js はオープンソースでブロックチェーンとのコミュニケーションをとるために使われるパッケージです。 もし、Dapp を作っていてフロントエンドで必要となるでしょう。
より前に出た web3.js よりは以下のメリットがあると言われています。
- コードのサイズがもっと小さい。ethers.js は 116.6kB、web3.js は 590.6kB
- ENS をサポートしている。
開発環境
今回は VScode を使ってやります。
まずは node がシステムに存在していることを確認する。以下のような感じだと OK です。ない場合は node をインストールしてください。
$ node -v
v18.9.0
terminal 開いて以下のコマンドをやっていきましょう
- フォルダを作成
- npm で
ethers.js
をインストール
$ mkdir helloVitalik
$ cd helloVitalik
$ npm install -D ethers
インストールが完了すると、package.json ファイルは以下の通りになっていることを確認してください。"type":"module"
を追加しています。
{
"type": "module",
"dependencies": {
"ethers": "^5.7.1"
}
}
コード
それでは、メインなコードの部分を作成しましょう。
// ethersをインポート
import { ethers } from 'ethers'
// providerを定義する。こちらではdefaultなproviderを使った。これは読み込み専用のプロバイダー
// リクエストの数量に制限がかかっているので、本当はご自身のRPCを用意してたほうがいい
const provider = ethers.getDefaultProvider()
// 非同期的にイーサのバランスをとってきてくれる関数
const main = async () => {
const balance = await provider.getBalance(`vitalik.eth`)
// ターミナルに表示させる
// `ethers.utils.formatEther`はweiをetherにするための方法
console.log(
`ETH Balance of vitalik: ${ethers.utils.formatEther(balance)} ETH`
)
}
main()
最後の結果はこうなれば OK です。
$ node vitalikEthAmount/helloVitalik.js
ETH Balance of vitalik: 1001.59178559719869201 ETH
コラム
ethers.provider を使用すると、Ethereum ブロックチェーンへの接続を抽象化することができます。これは、ブロックチェーンの状態を変更するクエリの発行や署名付きトランザクションの送信に使用することができます。
課題
当該 vitalik 氏のウォレットは 2022.7.30 に 2251ETH を持っており、2022.7.31 に 1951ETH になりました。この間、彼のこの 300ETH の行方はどうなったでしょうか。 (HINT: Etherscan を使う)